なんとも言えない嘆き

 

久しぶりに老舗の朝ラーを食べに行く

 

いつもながらの清潔感と歯切れのよい親父の声

あっさりモチモチ麺の煮干しラーメン

 

親父の声が通るくらいの小さな店だが

ソーシャルディスタンスを取りながらも入れ替わりで空席が少ない店だ

 

 

 

そんな中

 

バイトの可愛い娘さんが配膳テーブル先を間違えた

親父はいつもの通り事前にテーブル指示もしていた

(薄っすら聞こえるぐらい親父はキメ細やか)

 

朝ラー食いに来るぐらいの常連が多い店、間違われた客も快く対応

 

親父も【ごめんごめん!】と大きな声で

 

多分、チャーシュー1枚くらいはサ-ビスするだろう(#^^#)

和やかな雰囲気が取り戻せたように思えた・・・

 

 

その娘から客に対して【ごめん】という声が聞こえない

 

背後の近い席だ聞こえないわけがない

 

 

可愛い娘もこの瞬間、私の心には深い嘆きと幻滅が

 

自分の失敗を素直に受け止めれない、恥ずかしい、プライドが・・・

そんなのどうでも良い

 

 

やがて親になったときちゃんと子育てできるのか?

 

この娘の親はどんな道徳を教えてきたのだろうか?

 

お金をもらっている時点でバイトだろうがPRO

 

キメ細やかなオヤジのせいでバイト娘は気が緩いのか?

 

 

怒っているのではない

 

些細な事だからこそせめてPRO意識を

 

子供じゃないんだから・・・(親心)

 

 

やがて多数の人と関わり可愛く気立てがよさそうなその素性が悪い方に解釈されないように願うばかりだ

 

そんな俺も、長男から訃報が・・・

【会社辞めてスキルアップします!】

 

・・・

 

兄弟の中でも事なかれ主義な彼が判断したことは吉と出るのか・・・

 

また大企業ばかり狙い歯車の一部で終わってしまいそうな予感しかない

 

何も言わない優しさ?

 

言った人が悪い?

 

 

分からないまま子の親になるよりはいいと思うが

 

体感しないと分からないこともある

 

 

 

何とも言えない嘆きである